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ルミナリー通信
ルミナリーのやくそく、その後
2021年3月21日読了時間: 12分

5. ルミナリーのやくそく
月の浮かぶ夜空を見上げていた。 私たちが生まれるずっとずっと前から、変わることのない満点の星空。 どんなことがあっても、変わることなくここにあり続けてくれるお月様。 ニブルヘイムにいたときから私は、うれしいことがあった夜も、悲しいことがあった夜も、いつも窓からこの星空を眺め...
2020年12月24日読了時間: 10分

4. 光 闇夜さえ包み込む
お店は想像以上に大繁盛だった。 普段より家族で来てくれる人が多く、店内は笑顔で溢れ、柔らかい空気に包まれていた。 目が回っちゃうぐらい忙しかったけれど、お客さんたちが注文を待ってくれたり気を遣ってくれたおかげでなんとか回すことができた。情けないことでもあるけれど……こういう...
2020年12月23日読了時間: 9分

3. 光 繋がっていたいと
あれから街を転々としながら依頼をこなしていくうちに、時間はあっという間に過ぎた。 予定していた数以上の依頼があったものの、なんとかこなして迎えた24日。朝、俺の手元にはエッジ宛ての荷物が数点残っているのみとなっていた。 今日が特別な日だということを知ってから、普段はあまりこ...
2020年12月22日読了時間: 8分

2. 光 心に灯ったそれは
「ティーファー!」 夜。子ども部屋のシーツと布団をセットし終えて一息ついていたところに、一階から聞こえてきたどこか機嫌のマリンのいい声。 「? はーい!」 とりあえず返事だけして子ども部屋を後にする。声色から察して緊急事態ではなさそうだけれど、今すぐ来て欲しそうなことに変わ...
2020年12月21日読了時間: 5分

1. 光 それはいつだって
柔らかい灯りの中を歩く。 闇夜の中、街の中心部に作り出される、昼間のような明るい空間。 光を生み出すのは、露店が連なる通り。食べ物から雑貨までその種類に統一性はない。 連なる店に装飾として飾られている黄色や赤、青といった様々な色の電球が、この空間を更に明るくさせていた。...
2020年12月20日読了時間: 8分
作品: Blog2
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